建設現場でのTRAILS活用アイデア
トンネル工事の安全管理に、位置と映像の記録を活かす
トンネル工事では、前方での掘削と後方でのコンクリート打設が同時に進み、ダンプトラックやミキサー車などの重機が狭い空間を行き来します。目視だけで車両との距離を保つのは難しく、坑内にはGPSも届きません。掘削が進むたびにビーコンなどの設備を増設するのも負担になります。さらに、位置だけを記録しても「その場所で何が起きていたか」までは分かりません。

現場でよく聞かれる課題:
- 重機との接触事故の防止: 狭い坑内では、作業員と重機の距離を目視だけで保つのが難しい。ヒヤリハットがあっても、どんな状況だったかを後から振り返りにくい。
- 車両の待ち時間: 掘削サイクルの中で、車両がどこでどれだけ待っているか、なぜ待ちが生じているかが見えにくい。
- 作業記録・報告の負担: 誰が、いつ、どこで、どんな作業をしたかの記録や、日報・写真の整理に手間がかかる。
TRAILS × 空間AIカメラ「Astra」の活用アイデア
TRAILSは設備の設置がいりません。これに装着型の空間AIカメラ「Astra」を組み合わせると、坑内でも作業員の位置と一人称視点の映像を同時に記録できます。「どこを通ったか」に加えて「そこで何を見ていたか」まで残るため、たとえば次のような使い方が考えられます。
動線の記録から、重機の通路に近づきやすい場所や時間帯を洗い出します。そのときの映像で、重機との距離感や視界、照明などの実際の状況も確認できます。現場の具体的な場面を使った安全教育や、配置・誘導の見直しに活かすことが考えられます。
車両に乗る作業員の位置から、待ちが生じている場所を確認します。あわせて、そのときの坑内の状況(前の工程の進み具合や、すれ違いの様子など)を映像で確かめられます。運行の段取りを見直すきっかけにできます。
位置情報に映像と音声を組み合わせ、誰が、いつ、どこで、どんな作業をしたかをAIが整理して、レポートの下書きを作ります。記入や写真整理の手間を減らすことが考えられます。
位置と映像をデジタルツイン上に重ねれば、掘削の進み具合に合わせて坑内の状況を遠隔から確認できます。緊急時に、誰がどのエリアにいたかを把握する手がかりにもなります。
※空間AIカメラ「Astra」は現在開発中です。掲載の内容は活用イメージであり、実際の製品仕様とは異なる場合があります。
