物流倉庫でのTRAILS活用アイデア
倉庫内の動きを位置と映像で記録して、ピッキングと運営を見直す
物流倉庫では、2024年4月に始まったトラックドライバーの時間外労働の上限規制をきっかけに、荷待ち時間の短縮やピッキングの効率化がこれまで以上に求められています。一方で、倉庫内で作業員がどう動いているかは記録に残りにくく、改善の手がかりをつかみにくいのが実情です。動線だけを記録しても、なぜそこで時間がかかったのかまでは分かりません。拠点が多い場合は、ビーコンなどの設備を全拠点に設置するのも大きな負担になります。

倉庫でよく聞かれる課題:
- 拠点ごとの設備の負担: ビーコンなどの測位設備は、設置や調整に時間とコストがかかり、全拠点への展開が難しい。
- 作業員の動きと、その理由が見えない: ピッキングや運搬で、誰がどこをどう動いたかが記録に残らない。どこで探したり待ったりしているのかも分からず、改善の根拠にしにくい。
- 熟練者のノウハウが伝わりにくい: 効率のよい回り方や段取りが個人の経験に頼っていて、新人に伝えにくい。
- 高額商品の管理: お客様から高額な商品を預かっているため、誰がいつ商品を扱ったかを確実に残したい。在庫差異が出たときに、経緯をたどる手がかりがほしい。
TRAILS × 空間AIカメラ「Astra」の活用アイデア
TRAILSは設備の設置がいりません。これに装着型の空間AIカメラ「Astra」を組み合わせると、作業員の位置と一人称視点の映像を同時に記録できます。複数の拠点でも同じ方法で記録を取れるうえ、「どこを通ったか」に加えて「そこで何を見ていたか」まで残ります。たとえば次のような使い方が考えられます。
作業員の動線から、移動が長くなっている場所や混み合う通路を確認します。そのときの映像で、商品を探している、表示が見づらい、通路がふさがっているといった実際の状況も確かめられます。棚の配置やピッキングの順番、表示の見直しに活かすことが考えられます。
出荷バース周りの作業員の動きと映像から、荷揃えや積み込みの準備が遅れている場面を確認します。トラックの荷待ちが生じる原因を探り、段取りを見直すきっかけにできます。
熟練者の回り方や手順を、位置と一人称視点の映像で記録します。どの順番で棚を回り、どこで何を確認しているかが残るので、実際の作業に沿った教育資料づくりに活かすことが考えられます。
高額品の保管エリアで、誰が、いつ、どこで商品を扱ったかを、位置と映像で記録します。在庫差異が出たときに経緯をたどる手がかりになります。記録が残ること自体が不正の抑止にもつながり、作業員にとっては正しく作業したことを示す材料になります。
※空間AIカメラ「Astra」は現在開発中です。掲載の内容は活用イメージであり、実際の製品仕様とは異なる場合があります。
